東京・日曜朝のプチツーリング

想定外の出会い

暑さが厳しかった今年の夏も、気づけばそこかしこに秋の気配を感じるようになってきました。とはいえ、まだまだ残暑は厳しく快適にバイクを乗り回すには、あと二週間くらいは必要でしょうか。そんなわけで、夜中か早朝に走りに行くことが多いのですが、季節の変わり目は天気も読みにくく計画的にとはいきません。
そんな今日この頃、今朝は早起きして、普段は人の多い東京都心をふらり回遊してきました。
お決まりの東京駅も日曜の朝7時なら、ベストポジションをほぼ独占して撮影が出来たりします。それにしても、いつ見ても立派な建物だなと感心させられます。そう言えば、この形に復元されてから今年で丁度10年になるのですね。私の若かりし日に覚えのある東京駅は全ての屋根がピラミッド様で、それこそがオリジナルの絵として今も焼き付いていますが、このモスクにも似た屋根がオリジナルと聴けば、いまなお落ち着かないもののいずれにしても荘厳と表現するしか有りません。
所変わって日比谷公園。何時もは近寄る気も失せる人混みですが、何のイベントもない日曜の朝は、ひっそり長閑で、むしろすこし寂しい感じもします。テニスコート近くの売店は、もう子供の頃から少しも変わっていません。私と同じように歳を重ねた感は増していますが、都心のど真ん中の公園にこんな駄菓子屋さんチックな売店が残っているなんて粋じゃないですか。さらに徘徊すると、今の今まで気づいていなかった雌狼がいるじゃ有りませんか!!これはまさしくローマのカピトリーノ美術館で見た、ローマ建国の伝説、双子のロムレスとレムスに乳を与える雌狼そのものです。立て看板によれば、昭和13年(1938年)から存在しているのだとか。。。レプリカと言え、90年近くの風雪に晒された銅像は本物と見まごう貫禄です。ちなみに、調布の味の素スタジアムの前にも同じくレプリカが有りますが、こちらは2001年の設置だけ有って、さすがに新しく銅の輝きが綺麗でこれもまた素敵です。

人気の少ない都心を流すのは、実は大好きです。活気に満ちた平日も悪くはないですが、なんと言えばいいでしょうか。「ティファニーで朝食を」の冒頭にもにた雰囲気を味わえたりします。

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