125cc ラストラン










武川の143ccキットを注文後直ぐのツーリング。茨城県の筑波山に行ってきました。
ボアアップ前に今一度125ccの感触をしっかり覚えておこうと、何時もよりスロットルを開けたりたり、エンジンブレーキを積極的に使うなど操作をしてみました。標高500メートル級の舗装された峠道は速度もそうそう出ず、ほぼ二速三速だけで通せたので、ブレーキやハンドル操作にも集中力を振り分けられ、総合的に125ccの能力を体得することが出来ました。
私のモンキー125はマフラー交換していることもあってか低速トルクは本当に低く、登り道のヘアピン出口からの出足で、二速では失速しかけてしまうので一速を使う事も有ったのですが、一速では直ぐに噴けきってしまい、こんなシチュエーションでは五速のクロスミッションだったら大分違うのだろうなと、また欲しいものリストに一つ大物が追記される事になりました。143ccになることで少しでもトルクが増せば、同じシチュエーションで二速でもゆとりが出れば良いなと思いました。
若かりし頃、筑波山の峠道には毎週の様に通い、タイヤと睡眠時間をすり減らしてはスリルを楽しんだものですが、まさかモンキーで戻ってくる事になるとは想像も付かないことでした。もっとも当時のような無茶をする事は決して無く、また二輪車そのものが入れない道も多く(恐らくは大変な頻度で重大事故が発生したための措置なのではないか?)、途中の駐車場までしか行けなかったため、そこから先はロープウェイに乗って頂上に登りました。
実は徒歩でも昇れる歩道が整備されていて、その道のりも全く険しくは無いのですが、乗り物好きにはロープウェイは密かな楽しみでもありました。
紅葉にはまだ早い時期だったため、とりたてて感動もなく、幼生のトノサマバッタと出会えたことが一番の収穫となりました。帰路はひたすら真っ平らな関東平野を突き進み、一通り125ccのポテンシャルを身体に覚え込ませることに神経を研ぎ澄ませました。2022年の秋はせめてもう少し後の時期に今度は143ccとなったモンキーでどんなインプレッションを得られるか確かめて見たいものです。